Instagramで新しいファンにリーチしてオーディエンスを拡大するうえで、コンテンツが「おすすめ」に表示される効果は絶大です。だからこそ、Instagramとしてはランキングのしくみを説明し、おすすめに関するガイドラインを公開して、投稿やプロフィールの内容がリーチに影響するかどうかを利用者にわかりやすくしておくことが重要となります。そこでこのたび、ランキングに関する情報を新たに公開しました。この情報を活用したリーチの最大化について、以下のアドバイスをご覧ください。

Instagramのランキングについての説明

Instagramでは、利用者に何が表示されて何が表示されないかを1つのアルゴリズムで管理しているわけではありません。アプリの場所(フィード、ストーリーズ、発見、リールなど)ごとに、利用者の使い方に応じて独自のアルゴリズムが用いられています。

• フィードは、利用者に合わせてパーソナライズされたInstagram内の拠点であり、友達・家族の情報や興味・関心のある情報を把握できる場所です。つまり、あなたのファンである利用者のフィードには、その人がフォローしているアカウントのコンテンツのほかに、興味を持ちそうなアカウントのおすすめコンテンツや広告も表示されます。フォーマットも、動画、写真、カルーセルとさまざまです。
• ストーリーズでは、日々のシーンを切り取ってシェアし、大切な人たちや興味・関心のある物事との距離を縮められます。あなたのファンに表示されるストーリーズには、その人がフォローしている人のものもあれば、広告もあります。
• 発見では、新しいコンテンツやクリエイターを見つけられるようになっています。あなたのファンである利用者がまだフォローしていないアカウントの写真や動画の中から、おすすめとしてピックアップされたコンテンツがグリッドで表示されます。
• リールも、エンターテイメント性を重視しつつ、新しいものが見つけられるようになっています。[発見]タブと同様、表示されるのはフォローしていないアカウントのリール動画がほとんどです。まず利用者が気に入りそうなリール動画が集められ、関心が高いと思われる順に並べられます。

Instagramのランキングとおすすめのしくみがわかれば、リーチを拡大する具体的な方法を見つけやすくなります。詳しくはabout.instagram.com/blog/announcements/instagram-ranking-explained/をご覧ください。

Instagramのおすすめのしくみ

ランキングがどのようにおすすめに影響するかを説明します。Instagramでは、さまざまなシグナルを参考におすすめをパーソナライズしています。この中には、投稿に「いいね！」やコメントをしたり、投稿のシェアや保存をしたりした利用者の数と、そのアクションまでにかかった時間などのシグナルが含まれます。また、利用者による投稿者とのやり取りの履歴や、以前に「いいね！」やコメントしたほかの投稿などもシグナルとなります。こうしたシグナルすべてが活用されたInstagramのおすすめ表示システムによって、あなたのコミュニティに参加したり、熱心なファンになったりする可能性が高い利用者に、あなたのコンテンツやアカウントが表示されます。

リーチ拡大のためのアドバイス

• ✅ 魅力的なコンテンツを作成する。これにはオリジナルのコンテンツやInstagramに投稿されたことのないコンテンツなどがあります。コンテンツを作成する場合、動画、写真、テキストなど、さまざまなフォーマットが考えられます。どのようなコンテンツを作成するにせよ、Instagramではそれに適したフォーマットを利用できます。プロによるアドバイス: リール動画は短くしておきましょう。おすすめに表示されるには90秒以内にしておく必要があります。
• ✅ 他のクリエイターとコラボレーションする。他のクリエイターとコラボレーションする場合は、コラボ機能を使えば1件の投稿を作成するだけでお互いのフォロワーにシェアすることができ、改善されたタグ付け機能を使えば自身が指定して公開しているプロフィールカテゴリまで表示することができます。こうした投稿は、リールタブ、発見、フィードなどの場所でおすすめとして表示される可能性があります。
• ✅ 検索で見つけてもらう。フォロワーにもフォロワーでない利用者にもInstagram検索で見つけてもらうことができます。コンテンツ、キャプション、自己紹介、ハッシュタグには関連性の高いキーワードを含めるようにしましょう。
• ✅お気に入り機能を使う。利用者がエクスペリエンスを細かくカスタマイズできるように、[親しい友達]、[お気に入り]、[フォロー中]といった機能やコントロールが追加されています。自分のトップファンには[お気に入り]に追加してもらえるように促しましょう。そうすれば、自分のコンテンツがその利用者のフィードで上位に表示されます。
• ✅ インサイトをモニタリングする。インサイトをチェックして、トレンドやコンテンツのパフォーマンスをモニタリングしましょう。インサイトでは、[リーチしたアカウント数]の内訳をフォロワーとフォロワー以外に分けて確認できるため、まだフォロワーではない利用者がリーチに占める割合を把握できるうえ、期間の選択を変更して、その割合を経時的に見ていくこともできます。パターンを見つけ、どのコンテンツが多くのリーチを獲得しているかを把握して、コンテンツ戦略に活かしましょう。
• ✅ アカウントステータスをチェックする。自分のアカウントやコンテンツがフォロワー以外におすすめとして表示されるための条件を満たしているかどうかを[アカウントステータス]で確認しましょう。おすすめの条件を満たしていない場合は、自分のプロフィールの中でコミュニティガイドラインやおすすめに関するガイドラインに違反しているコンテンツやコンポーネントを把握できます。問題が把握できればコンテンツを編集・削除して修正したり、Instagramに再審査をリクエストしたりすることができます。
• ✅ 再投稿を避けてオリジナルコンテンツを投稿する。Instagramではコンテンツを増やすことを推奨していますが、クレジット、配信、リーチの拡大、収益化といったメリットはオリジナルコンテンツを作成したクリエイターが享受することが重要であり、Instagramはそのために継続的な取り組みを行っています。ですから、既にInstagramに投稿されているリールの再投稿、透かしが入っているとわかるコンテンツ、他の利用者が自分のフィードで公開しているコンテンツを定期的に集めて再シェアしているアカウントは、おすすめとして表示される可能性が低くなります。プロによるアドバイス: 再投稿するのではなくリミックスツールを使用して、人気のリール動画に自分ならではのひねりをきかせましょう。

おすすめとしての表示とリーチ拡大のためのアドバイスについて、詳しくは最新のハンドブックをダウンロードしてご覧ください。

おすすめの対象であり続けるには

おすすめに関するガイドラインとコミュニティガイドラインを守りましょう。おすすめに関するガイドラインに違反しているコンテンツでもフォロワーのフィードやストーリーズには配信されますが、フォロワー以外の発見タブ、検索、リール、およびコンテンツがおすすめされるその他の場所では、そうしたコンテンツは表示されません。おすすめに関するガイドラインは、フォロワー以外にはおすすめしないコンテンツについてのみ定めていますが、コミュニティガイドラインはInstagram上のあらゆるコンテンツに適用されます。コミュニティガイドラインに違反しているコンテンツは削除され、そうしたコンテンツを繰り返し投稿している場合はアカウント自体が停止される可能性があります。